METAL GEAR PANIPONI 0<ゼロ>〜Two fugitives〜

改行とかは後ほど。


メディア「え?じゃあジョニーさんってここに来る前はシャドーモセスにいらしたんですか?」
ジョニー「そう・・・あそこはまさに悪夢と呼ぶに相応しい場所だった・・・」
メディア「じゃあ、やっぱりソリッド・スネークとも・・・?」
ジョニー「あぁ!思い出すだけでもおぞましい!!俺が便所から戻るとあの野郎は牢の中で血反吐を吐いて倒れていた・・・」
メディア「・・・・」
ジョニー「驚いた俺は慌ててロックを解除して中に入った!!」
メディア「・・・・・」
ジョニー「そう!ほのかにケチャップの香りがした時点で気づくべきだったんだ!
     俺が近づくと奴は不意に起き上がり・・・あぁ思い出すだけでも恐ろしい!!」
メディア「交代も呼ばずに御手洗いに行かれたんですか?それに報告もせずに牢を・・」
ジョニー「その時俺は学んだんだ!そうそれは・・」
???「少し黙ってもらえるッスか!!?」
ジョニー「ん!?」
???「作戦前に下らない横でくだらない話されたら気分が萎えるんスよ!!」
ジョニー「ハン!作戦?ただの反露勢力の残党狩りだろう?」
メディア「まぁまぁ二人とも。要撃部隊の方ですか?よろしくお願いしますね〜♪」
???「・・・・フンッ!!」


ジョニー「くぅ・・・この様子じゃまた腹の調子が・・・」
メディア「ジョニーさん、さっきの発言は問題ですよ。大切な作戦なんですから。」

オルガ「そうね。今後の後方の憂いを掃う為にも手を重要な意味を持つ作戦よ。」
メディア「オルガ!」
オルガ「私たちは親父の指揮で直接突入する事になるはずよ。」
ジョニー「自分は少し腹の調子が・・・」
メディア「要撃部隊の方々は大丈夫でしょうかかねぇ?」
オルガ「・・・・シャラシャーシカから紹介された部隊だ。混成らしいけど腕は確かなはずよ・・・
    3時間後にはヘリが出るわ。準備は怠らない様にね。」
ジョニー「自分は腹が・・」
メディア「頑張りましょうね〜♪」

――――――――・・・五日前――――――

べホイミ「反露組織に身を隠してるCIA関係者を始末して所持していたデータのみを持ち帰る・・・それでいいッスね?」
オセロット「そうだ。あれがアメリカに送られればわが国には好ましくない状況になる。」
べホイミ「・・・・あいにく愛国心には興味無いッスよ。前金で7万ドル。成功報酬なら10万頂くッス。」
オセロット「いいだろう。金は物と引き換えに払う。」
べホイミ「・・・手筈は?」
オセロット「好きにやってくれて構わん。
      貸した部隊は祖国の為なら命を惜しまん連中ばかりだ。上手く使ってやってくれ。」
べホイミ「・・・・」
オセロット「・・・フン・・・言うまでも無い事だが余計な・・」
べホイミ「この世界ではいらない興味を持つ奴は長生き出来ないッス!」
オセロット「・・・どこぞの小娘とは違う、か・・・いい報告を待っている。」
べホイミ「・・・・」

――――――バララララララ…
「クソッタレ!!あのロシア野郎どもカモフで乗り込んで来やがった!!」
「対空砲持って来いバカヤロウ!」
「駄目だ囲まれてる!!下がれ!」
――――――――ドガガガガガガガガッ!!!
――――ザザッ・・D区を制圧・・〜――着地地て・・を確保・・〜たッス。――――

セルゲイ「全隊、降下開始だ!奴らにAKの鉄槌を下してやれ!!」

――――――シュルルルル――――ヒュン―――ヒュン

「クソッ!!進入されたぞ!迎撃しろ!!」
メディア「お邪魔しますね。」
―――――――ダガガガガガガガガ!!!
「何やってる!相手は女だぞ!!とっとと撃ち殺せ!!」
オルガ「フン!どこも一緒ね・・・」
―――――――ドン!ドゥン!!!!
「このっ!何てすばしっこいヤツらだ!!」
――――――――ドガガガガガ!!
「・・・!?ちィ!!見失ったぞ!?あのガキ共どこに・・」
メディア「どうもこんにちわぁ♪」
「なぁッ!!?」
「くっ!?」

―――――ヒュ・・・ザシュッ!!!
「がぁ・・ぁ・・・・・・」

メディア「さようなら♪」

べホイミ「・・・この組織に米国から来た諜報員がいるそうッスね?」
「ゴホッゲホ!・・・・お、俺は何も知らない。・・・ほ、本当だ!!」
べホイミ「・・・・・」
――――ミシッ…――――
「・・・そ、そういえば!半年前に資料部に入った白人がいるはずだ!!さっき、そこの部屋に・・」
―――――――ゴキッ!!
「か・ぁ・・・・・・・・・・」

   『第2通信室』
べホイミ「・・・・」―――――カチャ・・・
???「あぁそうだ!確証までは掴め無かったがヤツらは確かに"RAY"の存在を知っている!
    あぁそうさ!!ヤツら我々すらこれまで掴めなかった"新型"の情報を持ってるんだ!!!
    シャドーモセスの件から言ってもゴルルコビッチ達の中に"ヤツら"の手の者が入り込んでるのは間違いない!
    ・・・そうだ!詳細はすべてディスクにまとめてある。
    ここはもう持ちそうにない・・・ルートFでヤセネヴォまで送る!」

べホイミ「(・・・ヤセネヴォ?・・・SVR<ロシア対外情報庁>本部ッスか・・・??)」
???「心配するな!命に代えてもコイツは届ける!!・・・・」――――プッ…――――
べホイミ「・・・・どうやら話は終わった様ッスね。」
SVR職員「!!?チィッ!!」
――――チャキッ!
べホイミ「遅いッスよ!!」
―――ードスッ!!
SVR職員「ゴホッ!ゲフッ・・・ゲホッ、・・・お前は・・・?」
べホイミ「残念ながら命がけの約束は守れそうに無いッスね・・・」
SVR職員「クッ・・・!」
べホイミ「・・・・アンタは・・・ロシア情報庁の関係者ッスか?何を調べてたんスか!?」
SVR職員「答える事は、出来ない・・・・!」
べホイミ「そう・・・そうッスね。・・・私の仕事にも関係ない事ッス・・・。
     それじゃ、祖国の誇りと共に眠るといいッス。」

――――ドンッ!!!

オルガ「ふぅ。」
セルゲイ「ご苦労だったな。」
メディア「大佐もお疲れ様です♪」

―――――ジャー・・・バタンッ・・
ジョニー「ふぅ。」
メディア「・・・ずっとお手洗いにいたんですか?」
オルガ「お前・・・ヘリで見かけなかったと思ったら・・」
ジョニー「乗ってたよ!突入部隊に居ましたよ!」
メディア「仕方無いですよ。体調の優れない日は誰にでもありますものね。」
ジョニー「おい!」
セルゲイ「ほう、私はタダ飯喰らいを隊に入れた覚えはないぞ!」
ジョニー「いえ・・ですから・・・・うぅ、はっ腹が・・・・」
べホイミ「・・・・・・」


―――――――――………・・・・

番兵「シャラシャーシカ?こんな時間にどちらへ?」
オセロット「貴様には関係のない事だ。」
番兵「は、はい・・・失礼しました。」

―――――コツ、コツ、コツ、コツ
オセロット「待たせたな。」
べホイミ「構わないよ。先に来てるのが礼儀ってもんッス。・・・ブツは確かに持ち帰ったッスよ。」
―――――――カシャ・・・カタカタカタカタ…
オセロット「あぁ、間違い無い様だ。」
べホイミ「・・・・・」
オセロット「・・・・?何か言いたそうな顔だな。」
べホイミ「・・・標的はCIAではなくアンタと同じロシア人だった様ッスけど?」
オセロット「それがどうかしたのかね?」
べホイミ「そのディスクの中身は・・・・SVRに知られたら困る事でも入ってる・・・ッスか?」
オセロット「余計な詮索は寿命を縮めるんじゃなかったのか?」
べホイミ「・・・・」
オセロット「フン・・・まぁいいだろう。確かにこのディスクには米国の海兵隊が開発した"ある新型兵器"の情報が入っている。
      奴らが知りたかったのはそれに関して"我々"がどう動くかだ。」
べホイミ「新型兵器?・・・・随分気前よく話してくれるんスね。」
オセロット「仕事をこなしてくれた礼だよ。・・・ついでと言っては何だが、報酬がドルでは不便と思ってな・・」
べホイミ「・・・?」
オセロット「こっちでチケットを購入しておいた・・・・」
―――――バッ!!
べホイミ「!!?」
オセロット「あの世への片道切符をな!!!」

―――――――――ドン!ドドドドドンッ!!!

べホイミ「くっっ!!!」
――――チュンッ!!チュィンッ!!!
オセロット「ほう、急所をかわしたか。ますます殺すのが惜しい腕前だな!」
――――ドンッ!!
べホイミ「リボルバーとは結構な趣味ッスね・・・」
オセロット「フン!このS.A.Aの高貴さが分からんか、小娘め!!」
――――ドンッ!!
べホイミ「すべては新兵器の情報を漏らさないため!SEALSの関係者だったって訳か・・・」
オセロット「勘違いして貰っては困るな。」

――――ドンッ!!
べホイミ「・・・・3。」
オセロット「私はそんな連中より遥かに崇高な思想の元に動いている!」
べホイミ「・・・取引のマナーも守れない年寄りが笑わせるッスよ!!」
――――――パララララララッ!!
オセロット「!! ほう、ますますここで殺すのは惜しくなってくるな!」

――――ドンッ!ドンッ!!
べホイミ「・・・4・・5。」
オセロット「さぁ!!いつまでそうして隠れているつもりだ!!」
べホイミ「・・・・・」
オセロット「・・・フン!!」
――――ドンッ!!
べホイミ「・・・6!!言われなくても出てってやるッス!!!」
――――――バッ!!

――――――バッ!!

べホイミ「・・なっ!!?」
オセロット「フン!再装填の瞬間を衝こうと思ったのだろうが・・・」
―――――カチリッ
オセロット「誰が"2丁"しか持っていないと言った?」
べホイミ「ぐっ・・・!!」
オセロット「私の名はリボルバー・オセロットだ!この銃の事は誰よりも知っている!」
べホイミ「・・・・」
オセロット「残念だ。貴様は出来ればもっと"楽しんで"殺したかったよ。」
べホイミ「次からは・・・・」
オセロット「?」
べホイミ「次からは無駄口叩いてる暇があったらさっさと引き金を引いた方がいいッスね。」

―――――――――――ボンッ!!!

オセロット「!!・・・ちィ、スタングレネードか!!?」
べホイミ「生憎こっちも伊達に一人で生き抜いてきた訳じゃないッスよ!!」
――――――タタタタタタッ…
オセロット「・・・・逃がしたか。これは面白い!これほど楽しめる相手は久しぶりだぞ・・・」
―――――カシャ、カシャ・・タタタタタッ
ロシア兵「シャラシャーシカ!?こちらで銃声が聞こえたようですが・・・それに爆発音が・・・!??」
オセロット「うろたえるな!作戦に参加していたアジア人の小娘はスパイだ。
      我々のロシア再建の妨げとならんうちに始末する。すぐに追撃部隊を編成しろ!!」

―――――――――――・・・・

オルガ「いやよ!ここが私の家、隊は家族も同然よ!他に行く所など!!」
セルゲイ「わがままを言うな。お前をタンカーでの作戦へ連れては行けん!」
オルガ「何故!?足手まといになどならないわ!」
セルゲイ「考えろ!お前ひとりの体では無いだろう!!」
オルガ「それは・・・」
―――――タタタタッ
ロシア兵「大佐、シャラシャーシカの部隊から裏切り者が出たと報告。」
オルガ「親父!やはりアイツは信用でき・・」
セルゲイ「追撃部隊の編成は!?」
ロシア兵「完了しています、ご指示を!」
セルゲイ「追撃を開始させろ!指揮を任せるぞ軍曹!」
ロシア兵「了解!これより追撃の任に付きます!」
オルガ「・・・・」

「発見したぞ!娘だ!!」
「逃がすな!回り込め!」
―――――ズダダダダダダッ!!!
「行ったぞ!追い込め!!」
――――――ドガガガガガガッ…

べホイミ「・・・・」
――――――パララララララ!!ドンッ!ドンッドンッ!!!
「なぁッ!?」
「ぐぁ!!」
「ごほっ・・馬鹿な!!」
べホイミ「・・・・・」
――――――パララララッ!!
「クソ!どうなってやがる!!」
「戦列を維持出来ません!軍曹ォ!!このままでは・・」
―――――ドンッ!!
「ぅ・・・・」
―――――パラララララ
「くそっ駄目だ!損耗率が・・・!!撤退の指示を・・・ぎゃぁ!!」
軍曹「〜ッ・・・退却だ!!全隊に通達しろ!追撃は中止だ!!
   負傷した隊員の救助を終え次第この場を離脱する!」


べホイミ「ゼェ・・・ゼェ・・・・・・これで、しばらくは・・・・」
――――――ザッ!!!
べホイミ「・・!!?」
メディア「お疲れの様ですね〜♪大丈夫ですか?」

べホイミ「ハァ・・ハァ・・・・・お前は!?」
メディア「大佐に頼まれて援護の部隊とこちらに向かっていたのですが気になって先に来ちゃいました。」
べホイミ「・・・・・そこに転がってる奴らの仲間入りしたくなけりゃ帰ってミルクでも飲んでるんスね。」
メディア「大丈夫ですよ〜。ご心配には及びませんので。それと言い忘れましたがオルガ達もこちらに向かってるので
     急いで逃げないとあなたはますます追い詰められてしまいますね〜♪」
べホイミ「このっ・・・・!!!」
―――ドンッ!
メディア「あらあら、もっとお話したかったんですが・・・」
べホイミ「お前と喋ってたら日が暮れちまうよ!!」
――――――パラララララッ!!
メディア「残念ですねぇ。」
――――――――ドガガガガガガガッ!!!
べホイミ「・・・!!・・・チッ!こいつ・・・」
――――――ドンッ!!ドドドドンッ!!!ドンッドンッ!!パララララララ!!!!
メディア「!!・・・強いんですね〜。それじゃあ、え〜い!」

――――――ピンッ!・・・カラカラカラ・・・カラン・・・
べホイミ「・・・・!?グレネードッ!!?」
―――――ボンッ!!!!
べホイミ「ぅぐっ!!」
メディア「まぁ大変。大丈夫ですか♪」
べホイミ「ハァ、ハァ・・・このっ!」
―――――パラララララララ・・・・・・ガチッ!カチ!カチッ!
べホイミ「チッ!!」
―――――ドン!ドンッドンッ!!!
メディア「・・・もう投降されてもよろしいんじゃないですか?スパイなら協力次第で待遇も保障されているはずですよ。」

べホイミ「・・・・スパイ??そうか、そうゆう事ッスか・・・。」
メディア「?」
べホイミ「生憎話す事なんか何も無いんでな!」
―――――――ヒュン!!
メディア「・・・ナイフコンバットもお得意なんですね〜。以前はどちらにいらしたんですか?」
べホイミ「・・・・・」
メディア「モンゴル・・・いえ東洋の方ですかねぇ?え〜と・・・」
べホイミ「私に国は無いッスよ!!名前が必要と思った事も!!」
メディア「そうですか〜。私は皆さん色々な名前で呼んでくださいますよぉ。」
べホイミ「・・・・」
―――――ヒュッ・・・ガキンッ!!!
べホイミ「そうやっていいように利用されて生きればいいッスよ!!」

―――――ヒュン!キンッ!!キンッ!!・・・・・ドゴォ!!!
べホイミ「・・・!!ごほっ!!」
メディア「そんな事ありませんよぉ。大佐もオルガも、皆さんいい人ばかりですから。」
べホイミ「・・・・フンッ!ロシア再建?聞いて呆れる夢物語ッスよ!」
メディア「そうだとしても私達は大佐の夢を信じて戦うほかありませんから♪」
べホイミ「ハァ・・・ハァ・・・・・軍国主義なんざ時代遅れ、新型兵器なんて必要無いんスよ!!」
――――――キンッ!ガキャッ!!
メディア「・・・・新型兵器?」
べホイミ「信じる者が操り人形に過ぎないとも気づかずに!!」
メディア「・・・なら、あなたは何故"ここ"に居るんですか?」
べホイミ「・・・たとえ一人でも、一つずつでも、小さな火種を消していけば・・・
     戦争は無くせると信じてたッスよ!!」

メディア「それは素敵な"夢"ですね〜。」
べホイミ「・・・・戦争なんて考える人間がいなくなれば!
     みんなが笑顔でいられる世界はできるッスよ!!・・・そのためなら私は!」
メディア「・・・・では、お互い頑張りましょうね。」
べホイミ「・・・このっ!!」
――――――ガキンッ!!キンッ!ヒュン!!
べホイミ「人の夢にすがるしか出来ない奴がっ!!
     お前等の夢のために涙を流すのはいつだって戦う力を持たない人達だったッス!!」

――――――ガギャン!!ギ・・ギギッ・・・ヒュ・・・・ザシュ!!
メディア「!!?・・・っ!!」
べホイミ「浅かったか!!」
メディア「それでも・・・大佐に恩を返す事が私の夢ですから♪」
―――――――ブロロロロロ・・・・
メディア「オルガ達が来たようですねぇ。」
べホイミ「チッ!!」
――――――タタタッ…
メディア「・・・・」
べホイミ「・・・・・・?止めないのか・・・?」
メディア「打たれ弱いものですから♪・・・またどこかでお会いしましょうねぇ。」
べホイミ「・・・・・・フン。」

オルガ「東に向かったはずだ!!3個小隊を連れて追撃を続けろ!」
メディア「ごめんなさいね〜。」
オルガ「傷の手当ては?」
メディア「大丈夫ですよ〜。かすり傷ですから。」
オルガ「・・・弾倉も余裕があるようねね。・・・傷は切創の様だけど?」
メディア「そうですね〜。接近されちゃいました♪」
オルガ「・・・まぁいいわ。私達には次の作戦への準備の方が大切だ。」
メディア「次の作戦?」
オルガ「1ヶ月後に偽装タンカーで輸送される予定の米国の新兵器を奪取する。詳しくは親父から説明があるわ。」
メディア「・・・・・・新型兵器・・・。」
オルガ「あぁ、2年越しでようやく来た機会だ!逃す手はないわ。」
メディア「・・・・・」

メディア「ほんだら♪はんだら♪すかどろば〜♪命がおしけりゃ・・・あら?ジョニーさん、ご苦労様です。」
ジョニー「あぁ、そっちこそお疲れ様。・・・それは?」
メディア「ナスターシャ・ロマネンコ著の『シャドーモセスの真実』です。
     たまたまジョニーさんの部屋で見つけたものですから♪」
ジョニー「・・・・・・うぅ、なんだか腹の調子が・・・」
メディア「それよりシャドーモセス事件についてお聞きしたいのですが♪」
ジョニー「あそこには君達、ゴルルコビッチ大佐の部隊も合流するはずだっただろう?」
メディア「えぇ。シャラシャーシカさんの連絡を待って合流する予定でしたが・・・」
ジョニー「オセロットか。アイツはあまり信用しない方がいい。腕も生えるしな。」
メディア「腕?」
ジョニー「とにかくあまり関らないに越した事はない。趣味も悪いしな。」
メディア「・・・・」
ジョニー「その本の著者はスネークのバックアップに付いていた軍事アナリストだ。
     俺もシャドーモセスについてはその本以上の事以上の事は知らないな。」
メディア「実際にいらっしゃったのにですか?」
ジョニー「・・・便所は核保存棟よりも戦車格納庫の方がキレイだったな。」

オルガ「ここにいたか。・・・・1人か?」
メディア「えぇ。お時間ですか?」
オルガ「あぁ、親父から作戦の説明があるわ。」

ジョニー「・・・・・・・・・・」

セルゲイ「1ヶ月後に原油タンカーに偽装された新型メタルギアがハドソン川を輸送される。
     本作戦の目的は船の制圧およびメタルギアの奪取だ。」
オルガ「タンカーの乗員は?」
セルゲイ「おそらく海兵隊が300人程度といった所だろう。」
メディア「それは大変ですね〜。」
セルゲイ「実際に制圧するのは甲板、ブリッジおよび上部の部屋だけだ。
     あとは少数で船倉へ向かってヤツらの手からメタルギアを奪う。」
メディア「・・・・」
セルゲイ「制圧部隊には80人、艦橋の制圧は・・」
オルガ「私達がやるわ!」
セルゲイ「・・・・」
メディア「・・・」
セルゲイ「・・・いいだろう。ただしメタルギアを確認するまでだ!お前達は先に離脱しろ。」
オルガ「・・・分かったわ。」
セルゲイ「詳しい手順は後日説明する。」
メディア「・・・・・」